第116問の解答
1.問題 [平面図形]
左図は、平行四辺形ABCDの頂点Bと、辺DCを2:3の比に分ける点Pを結び、さらに頂点AからBPに垂線AHを下ろしたところを表しています。
このとき、AD=AH=HB=BC=3cmとなりました。
では、平行四辺形ABCDの面積は何cm2でしょうか。
2.解答例(長野 美光さん、ありさのお父さん、TORAさん、kuri他)
ADとBPを延長して交わる点をQとする。
すると、△DQPと△CBPは相似となり、相似比はDP:CP=2:3、 従って、DQ=CB×2/3=3×2/3=3cmとなる。次に、△AHQを見てみると、斜辺AQ=AD+DQ=5cm、AH=3cmの直角三角形である。よって、QH=4cmと分かる。
さて、△ABQの面積=1/2×BQ×AH=1/2×(3+4)×3=21/2cm2。
△ABDと△ABQは、高さが共通だから、面積比は底辺の比に等しい。
従って、△ABDの面積=△ABQの面積×3/5=21/2×3/5=6.3cm2。よって、平方四辺形ABCDの面積=△ABQの面積×2=12.6cm2となる。
以上