第128問の解答


1.問題 [平均

問題図

ビデオテープがあります。

このビデオテープは、初めの状態では左側の芯にすべてのテープが巻かれており、右側の芯には巻かれていません。録画を行うと、右側のテープが左側のテープを徐々に巻き取っていきます。

このビデオテープに、録画可能時間30%分だけ録画したところ、上の図1のように左円の半径:右円の半径=3:2になりました。

また、その後68分間録画してテープを見ると、上の図2のように、左円の半径:右円の半径=1:5になりました。

では、このビデオテープ録画可能時間は何分でしょうか?

(注1)芯の半径は左右同じです。
(注2)テープの線部分は同じ速度で巻き取られます。


2.解答例1(TORAさん、他多数)

下図のように考えると、テープの長さは、芯の部分をのぞいた円の面積に比例することが分かります。

参考図1

題意より、の分も含めて考えると、左の円の面積:右の円の面積図1の時点で9:4図2の時点で1:25となる。そこで、両方のの部分を含めた全体の長さ26とすると、下図のようになる。

参考図2

図1から図2へ移った68分間分のテープの長さは18−1=17に相当する。従って、4分間分に相当する。

また図1で、左のテープの長さから右のテープの長さの差を考えると、の部分は等しいので相殺されテープの40%の長さになります。これが、 18−8=10となるので40分となり、テープの全体の100%なら 100分となる。

なお、図1で左のテープだけの長さ30分、従って芯の長さ2分に相当することが分かる。

 

答:100分

以上


3.解答例2(ありさのお父さん、kuri他)

テープ全体の長さをL、の部分に相当する長さをL0とすると、上記と同じ考え方から次の式が得られる。

(L×0.7+L0)    :(L×0.3+L0)   =9:4 ・・・・(1)
(L×0.7+L0−68)(L×0.3+L0+68)=1:25 ・・(2)

(1)より、L0=L/50となり、これを(2)に代入して、L=100を得る。従って、L0=2と分かる

 

以上