第161問の解答
1.問題 [平面図形]
左図で、四角形ABCDは、一辺の長さが6cmの正方形です。
この正方形の内部に、正方形の4つの辺すべてと接する円をつくり、その中心をOとします。
また、AD、BCの中点をM、Nとし、MBと円の交点をPとします。
このとき、四角形BPONの面積を求めてください。
2.解答例1(長野美光さん、YokoyaMacさん他)
PからBN、MNに下ろした垂線の足をQ、Rとします。
△MBN、△PBQ、△NPQは相似な直角三角形で、直角を挟む2辺の比は1:2。
従って、BP:PQ:QN=1:2:4となります。
BN=BC/2=3cmだから、BP=3/5cm、PQ=6/5cm、QN=12/5cmとわかります。従って、求める面積
=△NBP+△OPN
=1/2×3×6/5+1/2×3×12/5
=27/5cm2となります。答:27/5cm2
以上
2.解答例2(わかさひ君、ありさのお父さん、アクトのよしおさん、H.Takaiさん、中村明海さん他)
∠MPNは直径MNに対する円周角だから直角となります。
円の中心OからMB、NPに下ろした垂線の足をQ、Rとします。
△NBPと△MOQは、NB=MO=3cm、∠BNP=∠OMQ、∠BPN=∠OQM=90°なので合同。
△OMPは2等辺三角形なので、△MOQと△OPQは合同。
同様に△OPRと△ONRは合同。
また四角形OQPRは直角形なので、△OPRと△OPQは合同。
以上から、△MBNは5つの合同な三角形に分割され、四角形BPONはそのうち3個よりなる。
よって、四角形BPON=3/5×(1/2×3×6)=27/5cm2となります。