第162問の解答
1.問題 [空間図形]
左図で、底面が正三角形であるエンピツがあります。このエンピツのいろいろな部分の長さを測ってみました。
その結果、OA=10mm、MH=3mmでした。ただし、Mは曲線ABの
中点、Hは線分ABの中点です。
このとき、次の各問いに答えてください。(1)このエンピツを、Mを通り底面に平行な面で切断しました。
このとき、Oが含まれている方(円すいですね)の体積を求めてください。
(2)CHの長さを求めてください。
2.解答例1(ありさのお父さん、YokoyaMacさん、長野美光さん、CRYING DOLPHINさん他)
エンピツを上から見たところを図1、右から見たところを図2とします。
図1(平面図)
図2(側面図) 図1で頂点Oから底面に下ろした垂線の足をEとすると、Eは正三角形ABCの重心となります。
CHの延長線とABCの外接円との交点をDとすると、CE:EH:HD=2:1:1。図2で頂点OからMを通り底面に平行な面に下ろした垂線の足をFとします。
直角三角形ODEについてMHとOEは平行でDH:HE=1:1となるので、
中点連結定理より、DM:MO=1:1、MH:OE=1:2となります。従って、DM=MO=5cm、OE=MH×2=6mm、OF=FE=MH=3mmとなります。
よって、直角三角形MDHは斜辺が5mm、1辺が3mmですから、もう1辺のDH=4mmとなります。従って、円錐の体積=1/3×42×π=16/3π=50.24mm3となります。
また、CH=HE+EC=12mmとなります。答:(1)50.24mm3
(2)12mm以上