第195問の解答


1.問題 [濃度

問題図

まず、2%の食塩水Ag、7%の食塩水Bg、13%の食塩水をCg混ぜたところ、4%の食塩水ができました。
また、7%
の食塩水Ag、13%の食塩水Bg、2%の食塩水Cgでは、8%ができました。

では、13%の食塩水Ag、2%の食塩水Bg、7%の食塩水Cgでは、何%の食塩水ができるでしょうか。

2.解答例1
(YokoyaMacさん、ありっちさん、中村明海さん、TORAさん、萬田銀次郎さん、原田 篤さん、M.Hossieさん、他多数)

参考図1 3回目食塩水濃度x%とします。

3回の操作でできた食塩水を全て混ぜ合わせると、
 (2+7+13)/3%食塩水3×Ag
 (2+7+13)/3%食塩水3×Bg
 (2+7+13)/3%食塩水3×Cg
ができます。

またこの食塩水は、
 (4+8+x)/3%
食塩水3×(A+B+C)g
でもあります。

従って、
 2+7+13=4+8+x、
 x=22−12=10%
と分かります。

これを式で表すと、次のようになります。
A+B+C=Vg ・・ (1)とおきます、

  • 1回目: 2A+ 7B+13C=4V ・・ (2)

  • 2回目: 7A+13B+ 2C=8V ・・ (3)

  • 3回目:13A+ 2B+ 7C=xV ・・ (4)

(1)+’2)+(3)より、
 22(A+B+C)=(12+x)V
従って、
 22V=(12+x)V
 22=12+x
よって、
 x=22−10=10%

答:10%

 以上


3.解答例2(えくさーつー(爆)(阿)さん、M.Hossieさん、うっしーさん他)

解答例1と同様にして、

(1)、(2)より、
  2A+7B+13C=4(A+B+C)、
  2A−3B=9C ・・ 
(5)

(1)、(3)より、
  7A+13B+2C=8(A+B+C)、
  −A+5B=6C ・・ 
(6)

(5)×5+(6)×3より、
  (2×5−1×3)A=(9×5+6×3)C
  A=(63/7)C=9C ・・ (7)

(5)+(6)×2より、
  (−3+5×2)B=(9+6×2)C
  A=(21/7)C=3C ・・ (7)

よって、A:B:C=9:3:1

(4)より、
  x=(13A+2B+7C)/(A+B+C)
   =(13×9+2×3+7×1)/(9+3+1)
   =130/13
   =10%


4.解答例3(Taroさん、しおっち from Wakayamaさん、ウツノミヤンさん他)

解答例2と同様に、

(1)×13−(2)より、
  11A+6B=9V ・・ (8)

−(1)×2+(3)より、
  5A+11B=6V ・・ (9)

(8)×11−(9)×6より、
  91A=63V、よってA=9/11V

−(8)×5+(9)×11より、
  91B=21V、よってB=3/11V

(1)より、
  C=(13−9−3)/13V=1/13V

以下同様。