第30問の解答
問題 [差集め算]
50mの巻き尺が2個あります。両方とも少し古いものです。
片方である距離を測ると600mとなりました。
同じ距離をもう一方で測ると603mとなりました。
2つの巻き尺の長さの差は正しいものさしで25cmだったそうです。
このとき、巻き尺で測った距離は実際には何mだったでしょうか。
解答例1(マサルさん)
2つのものさしの差は25cmでした。
またその結果、ある距離を測ったらその差が3m(この3mは正しいものさしでの3mではない!)になったということですね。
ここで、両者のはかり方を比べてみると、
「片方」(Aとします)の巻き尺の場合 ・・・・・ 600m÷50m=12回分
「もう一方」(Bとします)の巻き尺の場合 ・・・・ 600m=12回と3m(Bにとっての3mです。)
ということになります。
ということは、Bの巻き尺でAの巻き尺12回分を測った時点で、あと3m(Bにとって)ということになります。さて、12回だと、正しいものさしで25cm×12=300cm、つまり3mの差ができることになりますね。
つまり、Bの巻き尺は正しかったということになるのです。従って、実際の距離は、Bで測った603mにほかなりません。
答: 603m
以上