第33問の解答
問題 [速さの問題]
太郎君が、A地点とB地点の間を往復することにしました。
A地点とB地点の間には、上り道と下りの道と平地があります。
太郎君は上りは時速2km、下りは時速6km、平地は時速3kmで歩きました。
その結果、往復あわせて6時間かかったそうです。
さて、A地点とB地点は何km離れていたでしょうか。
解答例1(マサルさん)
往復、というのがこの問題のポイントですね。
行きで上りだったところは、帰りでは必ず下りになります。これを利用して平均速度を求めてみると...。
例えば、1kmという距離を上って下る場合を考えます。
上りにかかる時間は1/2時間、下りにかかる時間は1/6時間となるので、
往復の合計時間は、1/2+1/6=2/3時間となります。往復で進んだ距離は、1km×2=2kmですから、往復の平均時速は、2km÷2/3時間=3km/hとなります。
つまり、ある距離を行きは時速2km、帰りは時速6kmで進むと、平均では時速3kmとなるのです。さて平地ですが、これは行きも帰りも時速3kmですから、平均しても当然時速3kmです。
つまり、往復をまとめて考えると、太郎君はず〜っと時速3kmで進んだことになるのです。
よって、往復の距離=3km/s×6時間=18km、
従って、片道の距離=18km÷2=9kmとなります。答: 9km
以上