第59問の解答
問題 [割合]
金と銀がそれぞれ違った割合で混ぜ合わされている合金が3種類A、B、Cがあります。
はじめ、AとCを3:2の割合で混ぜて、新しい合金を作る予定でした。しかし、間違えてCとBを3:2の割合で混ぜてしまいました。
ところがその結果、偶然にも金と銀が予定と同じ割合で混ぜられている合金ができました。また、AとBを3:2の割合で混ぜてみたところ、金の含有率は予定の半分であったそうです。
このとき、もとの合金A、B、Cの金の含有率の比を求めてください。
解答例1
マサルさん
天秤図で考えます。
まず、1段目の線分図をご覧ください。
AとCを3:2の割合で混ぜるというのが最初の予定でした。
従って、予定の濃度はこの逆比になるので、ACを2:3=4:6に内分するところになります。次に、2段目の線分図で、「誤ってCとBを3:2の割合で混ぜてしまったところ予定の含有率になった」ところを示しています。ここ、3:2=6:9としています。予定の含有率は1段目と同じところにきますね。
3段目も同様です。今度は、AとBを3:2の割合で混ぜたところを図示しています。
1段目と2段目の線分図ではAとBの差は5と表されていますから、ちょうど分割でき、分割した部分が、予定の含有率の半分というわけです。従って、予定の含有率とその半分の差=4+2=6となります。
よって、予定の濃度=12になります。ということは、Bの左に3だけ進んだ位置に含有率0があるわけです。
すなわち、B=3と表すことができますね。
従って、A=3+5=8、C=3+5+10=18です。よって、A:B:C=8:3:18となります。
答: 8:3:18
以上