第77問の解答
問題 [空間図形]
各面に黒いインクをつけたサイコロと、一つのマスの大きさがサイコロの面の大きさと等しい、縦横7マスずつの方眼紙を用意し、中央にサイコロを置きました。 このサイコロを、図1の矢印のように転がしていきます。すると、2回転したところで図2のようにインクが方眼紙につきました。
では、予定通りにサイコロを転がし終わった後、図2の水色の部分(真ん中は1ですね)についたサイコロの目の和はいくつでしょうか。
解答例1
マサルさん
サイコロの目の配置には、次の2通りのパターンがあるようです。
問題のような結果となるのは、タイプBのほうになります。さて、この問題では、サイコロを転がすことに関して、2つの重要な性質を利用します。
その性質とは、
同じ方向に2回転がすと対面が下にくる。さらに2回転すると元に戻る。
従って、サイコロの目は対面の合計が7になっているので、
例えば、今下に4がきているとすると、同じ方向に2回転がすと下には3がきて、さらに2回転すると4に戻るというわけです。
コの字型に転がしたとき
下図の例で、赤い数字1に注目してみて下さい。さて、この2つの性質を利用して数字を埋めていきます。
コの字型の性質より、左側のマスと同じ1
2回転したので、2つ下の4と対角の3
コの字型の性質より、2つ下のマスと同じ5
2回転下ので、2つ右の3と対角の4
コの字型の性質より、2つ右のマスと同じ1
2回転したので、2つ上の4と対角の3、および1と対角の6
コの字型の性質より、3つ上のマスと同じ5
2回転したので、2つ左の6と対角の1、および5と対角の2
・・・・というわけで、結果は上の右図のようになります。
従って、対角線上に並ぶ数字の和は=1+2+3+1+3+2+1=13 となります。
答: 13
以上