第201問の解答
1.問題 [規則性]
円状のコースの周りをAさん・Bさん・Cさんが走ります。
Aさんは45秒、Bさんは90秒、Cさんは36秒でこのコースを1周することができるそうです。
3人はコースの同じ地点から同時に出発し、AさんとBさんは左まわり、Cさんは右まわりで走ります。
コースの中心をOとするとき、角COBの大きさと角COAの大きさが、9回目に等しくなるのは出発してから何秒後でしょうか。ただし、2人以上が同じ地点にいる場合は数えないものとします。
2.解答例1(香川仁志さん、航介さん、武田浩紀さん、長野美光さん、他)
A、B、Cさんが円周を回る速度(左回りを正にとる)は、
Aさん:360/45=8度/秒
Bさん:360/90=4度/秒
Cさん:360/36=−10度/秒
となるので、Cさんを固定して考えると、Aさん、Bさんが円周を回る相対的な速度は、
Aさん:8−(−10)=18度/秒
Bさん:4−(−10)=14度/秒
となります。
図1
図2
角COBの大きさと角COAの大きさが等しくなるのは、AとBの中間点DがちょうどCの反対側またはCと重なるときとなります。
Dの相対速度は、(18+14)/2=16度/秒なので、
それは180/16=11.25秒ごとになります。ところが、DとA、Bとの角度は2度/秒、すなわちDの1/8の速度で開いていくことになるので、8度に1回(11.25×8=90秒ごと)にA、Bは重なることになるので、この場合を除く必要があります。
従って、角COBの大きさと角COAの大きさが、9回目に等しくなるのは、11.25×10=112.5秒後となります。
答:112.5秒後
以上
3.解答例2(CRYING DOLPHINさん、小池克博さん、きょえぴさん、DrKさん、トトロ@Nさん、他多数)
Cの位置を0度に固定して、A、B、およびDの動きをダイアグラムで表すと下図のようになる。
t=11.25秒ごとに角COBの大きさと角COAの大きさが等しくなりますが、8回目(t=90秒後)には、A、Bがちょうど重なるので、これを除くと9回目に重なるのは、t=11.25×10=112.5秒後となります。
以上