第222問の解答
1.問題 [平面図形]
左図のような、一辺の長さが2cmの正方形ABCDがあります。
いま、常にその両端を正方形ABCDの辺上におく長さ2cmの線分PQがあり、この線分PQを自由に動かします。
このとき、線分PQの中点Rが動いてできる線の全長を答えてください。
ただし、円周率が必要な場合は、3.14として計算してください。
2.解答例1(ふぇるまーさん、高橋道広さん、N.Nishiさん、他多数)
実際に動かしてみます。
[アニメON]を押すとアニメで表示します。 ・P、Qが隣合う辺にあるとき:
4分の1円×4 ・・・(1)
・P、Qが相対する辺にあるとき
十字形 ・・・(2)
となることが分かります。よって、長さは、
2π×1+2×2
=2×3.14+4
=10.28cmとなります。(1)については、例えばPがAD上、QがCD上にあるとき、
Dは、直角三角形PQDの外接円上にあるので、DR=PR=QR。
よって、RはDを中心とする4分の1円の周上にある。あるいは、RからADに下ろした垂線の足をHとすると、
中点連結定理により、AH=DH。
よって、△ARH≡△DEH、PR=DRがいえる。(2)については、下図から明らかである。
答 10.28cm
以上