第248問の解答
1.問題 [場合の数]
上図は、折りたたんで積まれた4枚の毛布を2枚の袋をつかって袋詰めしたところを表しています。袋詰めするときには、
- 毛布の順番は入れ換えない。
- それぞれの袋の中には偶数枚(2枚以上)の毛布が入っているようにする。
- 1つの毛布が2枚以上の袋に包まれていても良いが、その場合は、2枚の袋の内側の面と外側の面が(側面以外で)接してはならない。
という3つのルールを守ることになっています。
すると、毛布が4枚の場合には、上図のように、A・Bの2パターンの袋詰めの方法があることが分かります。
では、毛布が10枚、袋が5枚あったとすると、袋詰めの方法は何通りあるでしょうか。
2.解答例1(noetherさん、ヒデー王子さん、あんみつさん、数楽者さん、馬渕の算数星人さん、KINさん、他)
カタラン数の問題に帰着できることを示します。
各袋のすぐ内側には、その中に袋があれば上下1枚ずつ合計2枚以上の毛布が存在します。また、一番内側の袋にも偶数枚、すなわち2枚以上の毛布があります。
ところが、毛布の枚数10は、袋の枚数5の2倍なので、結局各袋の内側にはちょうど2枚ずつ毛布があることが分かります。
従って、袋の状態が決まれば毛布の詰め方は一意的に決まることになるので、袋の関係さえ考えればいいことになります。
袋の上側を左カッコ、下側を右カッコとすればカッコの付け方と対応し、
また左カッコを格子路の上向き、右カッコを右向きと対応させれば、
上向き優先の最短経路と対応します。これは、いわゆるカタラン数になりますので、K5=10C5/6=42通りとなります。(上図では、最短経路数を数え上げています。)
答:42通り
以上
(その他の解法)
枚数が少ない場合を数え上げ、それを利用して枚数を増やしながら次ぐ次と数え上げる ・・・ Mikiさん、長野美光さん、ちえんかん#2期さん、うっしーさん、
高橋道広さん、むらかみさん、ゆんななこさん、M.Hossieさん、
有無相生さん、角田(^^)v鉄也さん、他多数