第258問の解答
1.問題 [空間図形]
左図は、全ての辺が直線でできた立体の「真上から見た図」と「正面から見た図」を表していて、両者は全く同じになっています。(“隠れ辺”はありません)
どちらの図も、外側の大きな正方形は一辺の長さが6cm、内側の小さな正方形は一辺の長さが4cmとなっています。
このとき、この立体の体積を求めてください。なお、この立体として複数考えられる場合は、最も体積の大きいものを答えてください。
2.解答例1(トトロ@Nさん、ミミズクはくず耳さん、AЯOTさん、長野美光さん、鉄老さん、M.Hossieさん、他多数)
全ての辺が直線であることから、「真上から見た図」と「正面から見た図」が正方形となるのは、下記の3ケースと考えられます。
6cmの正方形のについて、図1では真ん中に4cmの正方形が来るのは、中をくり抜く必要があるため、隠れ線が存在するため不適(例:図4)。
図3は、体積が0となり、図2の場合より小さくなるので不適。よって、題意を満たすのは図2のケースと考えられる。
さらに、4cmの正方形の場合を考えると、図5または図6の2ケースあり、体積が大きいのは図6の場合である。図6は、6cm、4cmの2つの立方体の半分である三角柱をくっつけた形となっているので、
体積=1/2×63+1/2×43
=108+32
=140cm3
となります。答:140cm3
以上