第290問の解答
問題 [ 空間図形]
四面体ABCDのABの中点をM、CDの中点 をNとするとき、AB=12cm、MN=4cm、AC=BC=AD=BDとなっています。
この四面体を直線MNを軸に90度回転して、元の四面体と重なる部分の体積が108cm3であったそうです。
では、四面体ABCDの体積は何cm3でしょうか。
解答例1(ヒデー王子さん、C-Dさん、あんみつさん、masashiさん、ちーくんさん、sodoさん、角田(^^)v鉄也さん、まおさん、ミミズクはくず耳さん、ふじさきたつみさん、小西孝一さん、長野美光さん、ちば けいすけさん、他 多数)
対象性より、上から見るとBCADは菱形になり、△ABN(二等辺三角形)と辺CDは直交していることが分かります。
従って、これを90度回転して重ねた立体は、上から見ると正方形(PQRSとします)を底辺とする2つの四角錐M−PQRS、N−PQRSを合わせたものになります。
この立体の体積は、1/3×正方形PQRSの面積×MN=108cm3となることから、
正方形PQRSの面積=108×3/4=81cm2。従って、正方形PQRSの1辺の長さは、9cmと分かります。
平面PQRSで切断したものの1/4をみると、
BO=AB×1/2=6cm、HO=HO'=PS×1/2=9/2cm、
よって、BH=BO−HO=3/2cm。△BHSと△BODは相似だから、BO:OD=BH:HS=1:3、
よって、OD=BO×3=18cm。元の四角形ABCDは、2つの合同な三角錐C−ABN、D−ABNを合わせたものだから、体積=1/3×△ABN×ND×2=1/3×24cm2×18cm×2=288cm3となります。
答:288cm3
以上
(参考)動く3D図
(その他の解法)
・四角錐台(上面の正方形の対角線が12cm、下面の対角線が36cm、高さが4cm)からの切断で考える
・・・ トトロ@Nさん