第304問の解答
問題 [場合の数]
左図は、パン食い競争用にヒモに吊るされたパンをあらわしています。
この競争の参加者(8人)は、かけっこの途中でこのパンを1個、口で取ってゴールに向かわねばなりません。
パンを取るときのルールとして、ヒモの一番下にあるパンを取らなければならないことになっています。(例えば、Cのパンよりも先にBのパンを取ることはできません。)
このとき、パンの取られ方の順番は何通り考えられるでしょうか。
解答例1[組合せ]
Taroさん 、AЯOTさん、 トトロ@Nさん、ふじさきたつみさん、小西孝一さん、清川育男さん、takamatsuさん、 他
パンを取る順番を1から8までの番号をつけます。
同じじひもにぶら下がっているパンの番号を選ぶと、これらのパンのとる順番は一意的に決まります。
Aのパンにつける番号 ・・・ 8C1=8通り
B、Cのパンにつける番号 ・・・ 7C2=21通り
D、E、Fのパンにつける番号 ・・・ 5C3=10通り
G、Hのパンには、残った番号が自動的に決まる
従って、合計8×21×10=1680通りとなります。
答:1680通り
以上
解答例2[重複組合せ]
あんみつさん 、暇な人間さん 、長野美光さん 、CRYING DOLPHINさん 、他
まず、D、E、Fのパンをとる順番をF、E、Dとします。
次に、B、Cのパンをとる順番を決めます。
F、E、Dのパンの間および両端の4カ所から重複を許して2個選べばいいので、
4H2=4+2-1C2=10通りこれで5個のパンの順番がきまったので、これらの間と両端の6カ所から2個選んでG、Hのパンを順番を決めます。
6H2=6+2-1C2=21通り最後に、Aの順番を決めます。7個のパンの間よ両端の8カ所から1カ所選べば良いので、
8H1=8+1-1C1=8通り従って、合計10×21×8=1680通りとなります。
(参考)重複組み合わせの解説
解答例3[順列]
ミミズクはくず耳さん、 ICさん、maruhagedonさん、クララさん、sugitakukunさん、きょえぴさん、中村明海さん、ステップばいステップさん、あまれっとさん、chyusonさん、BossF他
8個のパンを並べ替えます。
8個のものから8個選んで並べる順列なので、8P8=8!通りになります。
これらの中で、同じひもにぶら下がっているパンはとる順番が一通りに決まってしまうので、
B、Cの並べ替え ・・・ 2P2=2!通り
D、E、Fの並べ替え ・・・ 3P3=3!通り
G、Hの並べ替え ・・・ 2P2=2!通り
を重複して数えていることになります。従って、求める場合の数は、
8!/(2!3!2!)=1680通りとなります。
(その他の解法)
- 樹形図をもちいて場合分け ・・・ M.Hossieさん、ねこやんさん、ラララさん
- 漸化式をもちいる ・・・ 有無相生さん