第322問の解答


問題 [場合の数]

全校生徒9人のある学校で、生徒会長を選挙で選ぶことになりました。

立候補したのはマサルさん、トモエさん、ツヨシ君の3人でしたが、激戦の結果、3人とも3票ずつの
となってしまいました。また開票作業中トモエさんは常に得票数がトップであったそうです。

では、このようになる開票順何通りあるでしょうか。


解答例1

Taroさん、CRYING DOLPHINさん、Miki Sugimotoさん、トトロ@Nさん、ミミズクはくず耳さん、中村明海さん、長野美光さん、高橋 道広さん、ωさん、小西孝一さん、ねこやんさん、他

3×3×3立体格子上を通る最短経路で考えます。

参考図1

マサルさん、ツヨシ君、トモエさんの得票をそれぞれx、y、z軸方向に1マス進むことに対応させます。

0段目1通りとして、1段目2段目3段目と順次計算していくと、上図のようになります。
なお、格段の様子を右の図に再掲しました。

よって、求める場合の数は、192通りとなります。

 

答: 192通り

以上


解答例2

あんみつさん、中川 幸一さん、ICさん、モルモット大臣さん、maruhagedonさん、辻。さん、Banyanyanさん、敬@Nさん、M.Hossieさん、ふじさきたつみさん、ステップ ばい ステップさん、有無相生さん、フランク長いさん、サンちゃんさん、他

マサルさん、ツヨシ君、トモエさんの得票をそれぞれA、B、Cとして、Aの並び方による場合分けで考え ると、
下記の12ケースに分かれます。

参考図2

  • ケース1、2、3、6、7の場合 ・・・ (ア)
    残りの6個マスには、BおよびC自由に配置できる。
    B配置すれば、C自動的に決まるので、6C320通り
     

  • ケース4、8の場合 ・・・ (イ)
    (ア)同様の6C320通りから、3番目のAより先にBが3個またはCが3個並ぶ2ケースを除く、
    20−2=18通り
     

  • ケース5、9の場合 ・・・ (ウ)
    残り6個マスのうち、最初の4個にはBまたはC3個並ぶことはできないので、それぞれ2個
    最後の2マスには、BおよびC1個づつ
    よって、4C2×2C1=6×2=12通り
     

  • ケース10、11の場合 ・・・ (エ)
    残り6個マスのうち、最初の2個にはBまたはC2個並ぶことはできないので、それぞれ1個
    最後の2マスには、BおよびC2個づつ
    よって、2C1×4C2=2×6=12通り
     

  • ケース12の場合 ・・・ (オ)
    残り6個マスのうち、最初の2個にはBまたはC2個並ぶことはできないので、それぞれ1個
    次の2マスにも、同様にBおよびC1個づつ、最後の2マスにも、同様にBおよびC1個づつ
    よって、2C1×2C1×2C1=2×2×2=8通り

従って、合計=20×5+18×2+12×4+8=192通りとなります。


(その他の解法)