第327問の解答
問題 [ 平面図形]
左図のような、AB=8cm、AC=5cmの△ABCがあります。 いま、辺BC上にBD=2cm、CE=1cmとなる点D、Eをとったところ、∠BAD=∠CAEとなりました。
では、DEの長さを求めてください。
解答例1
マサルさん、takaisaさん、ねこやんさん、noetherさん、M.Hossieさん、 他
△ABDと△AECは、高さが共通で底辺の比はBD:EC=2:1、
よって、△ABD:△AEC=2:1。∠BAE=∠DACより、△ABE:△ADC=AB×AE:AD×AC=8×4:5×5=32:25。
従って、BE:DC=32:25。
BE−DC=2−1=1cmで、32−25=7より、7が1cmに相当する。よって、BD:DE:EC=14:18:7。
従って、DE=18/7cmと求まります。答: 18/7cm
以上
解答例2
ponta55555さん、ICさん、わらいねこさん、 他
∠BACの二等分線と辺BCの交点をFとし、AFを軸に△ACFを折り返したものを△AGFとします。
角の二等分線の定理より、BF:FC=AB:AC=8:5。
そこで、DF=x、FE=yとおくと、2+x:y+1=8:5、
よって、5x−8y=−2 ・・・ (1)FGとADの交点をE'とすると、対称性よりFE'=DE=y、E'G=EC=1cm。
△GBFと直線ADに関してメネラウスの定理より、
BD/DF・FE'/E'G・GA/AB=1
2/x・y/1・5/8=1
よって、4x−5y=0 ・・・ (2)(1)、(2)を解いて、x=10/7、y=8/7を得ます。
よって、DE=x+y=18/7cmとなります。
解答例3
有無相生さん、他
∠BACの二等分線と辺BCの交点をFとします。
解答例1と同様にして、AD:AE=5:4。
AFは∠DAEの二等分線でもあるから、DF:FE=AD:AE=5:4。
そこで、DF=5d、FE=4dとします。AFは∠BACの二等分線だから、BF:FC=AB:AC=8:5、
従って、(2+5d):(4d+1)=8:5。これをdについて解くと、d=2/7を得ます。
従って、DE=9d=18/7cmとなります。
解答例4
ふじさきたつみさん、他
平行四辺形ABFCをつくり、ADの延長線とBFの交点をG、
AEの延長線とCFの交点をHとします。また、DE=xとおきます。
△ABGと△ACHは、∠BAG=∠CAH、∠ABG=∠ACHより相似、
よって、BG:CH=AB:AC=8:5。そこで、BG=8y、CH=5yとおきます。
△ABEと△HCEは相似、
よって、8:5y=2+x:1 ・・・ (1)△ACDと△GBDは相似、
よって、5:8y=x+1:2 ・・・ (2)(1)÷(2)より、
64/25=2(x+2)/(x+1)これを解いて、x=18/7を得ます。
(その他の解法)
- 余弦定理、面積比により方程式を解く ・・・ Taroさん、中村明海さん、ハラギャーテイさん、 他
- △ABCを7分割し面積比で求める ・・・ emikoさん、他