第355問の解答
問題[推理]
左図のような4×4のマス目状の住宅地があり、各土地にはそれぞれA〜Pの家が建っています。
いま、「自分の家と土地の一辺が重なっているような家」を「隣の家」と呼ぶことにします。例えば、Fの家の「隣の家」は、B、G、J、Eで、Aの家の「隣の家」は、BとEです。
あるとき、A〜Pの各家の、「隣の家」の住人の人数の合計を調べたところ、どの家も10人であったそうです。
このとき、この住宅地全体では何人の人が住んでいるでしょうか。
解答例1
長野 美光さん、永井 暁さん、けんさん、算数好きの数学嫌い♪さん、Miki Sugimotoさん、JUNさん、DrKさん、kasamaさん、ちこりんさん、M.Hossieさん、まるケンさん、abcdeさん、 他
図1で、Aの隣の家は、BとEです。
従って、B+E=10 ・・・ (1)。また、Fの隣の家は、B、E、G、J。
従って、B+E+G+J=10 ・・・ (2)。(1)、(2)より、G=J=0が得られます。
同様にして、
C+H=I+N=L+O=10、および F=K=0
を得ます。また図2で、Bの隣の家は、A、F、C。
F=0だから、A+C=10。同様にして、
B+D=D+L=H+P=P+N=O+M=M+E=I+E=10
となります。以上から、
A=H=N、C=P=I、およびA+C=10、
B=L=M、D=O=E、およびB+D=10、
F=G=J=K=0
となります。従って、この住宅地では、
真中の4軒は住人が0、
周囲の12軒は、住人の和が10となる2軒の組が合計6組
となることが分かります。よって、住人合計=10×6=60人と求まります。
答: 60人
以上
解答例2
小杉原 啓さん、クララさん、ねこやんさん、ななしぞうさん、CRYING DOLPHINさん、おりくんさん、evolutionさん、ふじさきたつみさん、有無相生さん、他
周囲12軒について、隣の家の住人の和を求めます。(図1)
すると、各家の住人が2度ずつ数えたことになるので、
住人合計=10×12÷2=60人と求まります。あるいは、周囲12軒のうち、図2のような6軒だけについて数えると、
ちょうど、各家の住人が1度ずつ数えたことになるので、
住人合計=10×6=60人と求まります。
(その他の解法)
- 特別なケースで求める ・・・ 辻。さん、takaisaさん、ろろさん、拓パパさん、小西孝一さん、ミミズクはくず耳さん、Mr.グーフィーさん、牧野隆盛さん、 大岡 敏幸さん、他
中央の4軒が0人で周囲12軒は全て5人、対象性を仮定、周囲のある6軒が10人で残りは0人、6人と4人だけと仮定など
- Mathematicanで連立方程式を解く ・・・ ハラギャーテイさん、他
- 連立方程式を解く ・・・ 野原燐さん、他