第360問の解答


問題[空間図形]

問題図

左図は、底面正方形で、OAOBOCOD体積144cm3である正四角錐O −ABCDを表しています。

いま、3点を通る平面でこの正四角錐切断します。点OB1:2に分ける点、点OC1:5に分ける点、点OD1:3に分ける点です。すると、切断面は図の四角形PQRSになりました。

このとき、立体O−PQRS体積何cm3でしょうか。


解答例1

佐藤 広宣さん、sugitakukunさん、トトロ@Nさん、Taroさん、拓パパさん、うのたかはるさん、カステラ一番TZさん、遠い山のぽきょぽんさん、長野 美光さん、小西孝一さん、M.Hossieさん、ミミズクはくず耳さん、武田浩紀さん、をめが(中3)さん、DrKさん、ねこやんさん、ふじさきたつみさん、solitonさん、ψ(プサイ)さん、Octo Fenixさん、kasamaさん、ROBさん、ちこりんさん、 他

SQPRの交点をとし、pOP/OAqOQ/OBrOR/OCsOS/ODとおきます。

参考図1

OT∠DOB二等分するから、△ODB面積とすると、
 △OSQsq△OST=1/2×st△OTQ=1/2×qt

△OSQ△OST△OTQなので、sq=1/2×(stqt)
従って、2/t=1/s+1/qが成り立ちます。

同様に、2/t=1/p+1/rが成り立つので、
 1/p+1/r=1/s+1/q
 1/p+6=4+3

よって、p=1となり、点Pは頂点Aと一致することが分かります。

さて、正四角錐平面OAC2分割します。

参考図2

三角錐A−COD三角錐A-ROS高さは共通だから、体積比底面面積比に等しい。

よって、
 三角錐A-ROS三角錐A−COD×1/4×1/6
         =72×1/4×1/6
         =3cm3

 同様に、
 三角錐A-QOR三角錐A−BOC×1/6×1/3
         =72×1/6×1/3
         =4cm3

よって、
 O−PQRSA-ROSA-QOR
       
=4+3
       =7cm3
と求まります。

: 7cm3

以上


解答例2

CRYING DOLPHINさん、中村明海さん、 他

p=1を求めなくとも、解答例1で正四角錐平面OAC2分割したときを拡張して考えます。

参考図3

三角錐P−ROS三角錐A-ROS高さの比はPOAOpに等しい、
よって、
 三角錐P−ROS=三角錐A−COD×1/4×1/6×p=3p
 三角錐P−QOR三角錐A−BOC×1/6×1/3×p=4p

同様に、正四角錐平面OBD2分割すると、
 三角錐P−QOS=三角錐A−BOD×1/4×1/3×p=6p
 三角錐R−QOS三角錐C−BOD×1/4×1/3×1/6=1

従って、
 O−PQRS
=3p+4p=p+1
となります。

これから、p=1、およびO−PQRS7cm3 が得られます。


(その他の解法)