第367問の解答
問題[平面図形]
左図のようなAB=16cm、AC=10cmの△ABCがあります。
いま、辺BCの中点をDとし、Dを通りABに平行な直線が辺ACと交わる点をEとします。さらにDE上にDP=3cmとなる点Pをとり、頂点B、頂点Cと結んだところ、∠ACPの大きさは∠ABPの大きさの2倍となりました。
このとき、△BPCの面積を求めてください。
解答例1
長野 美光さん、あ〜く@旧Nさん、きょろ文さん、DrKさん、モルモット大臣さん、柿原さん、有無相生さん、ちこりんさん、evolutionさん、M.Hossieさん、 他多数
CPの延長線とABの交点をFとし、Bから直線CFに下ろした垂線の足をHとします。
△CBFについて、DはCBの中点で、DPとBFが平行だから、
中点連結定理より、DP=BP×1/2、
よって、BF=DP×2=3×2=6cmとなります。従って、AF=AB−BF=16−6=10cm、
よって、△AFCは、AF=ACの二等辺三角形となります。従って、∠AFP=∠ACP=∠FBP×2となり、
また、∠AFPは△FBPの外角より、
∠FPB=∠AFP−∠FBP=∠FBP。よって、△FBPは、FB=FP=6cmの二等辺三角形となります。
また、△CAFについて中点連結定理より、PC=FP=6cm、
△AFCは二等辺三角形だから、APはFCの垂直二等分線、
よって、△AFPと△ACPは合同な直角三角形となります。ところが、AF=AC=10cm、FP=CP=6cmより、
これらは三辺の比が3:4:5の直角三角形となり、
よって、AP=8cmと分かります。 ・・・・ (1)さて、△BFHは△AFPと相似な直角三角形となるので、
BH=BF×AP/AF=6×8/10=4.8cmとなります。よって、
△BPC=1/2×PC×BH=1/2×6×4.8=14.4cm2
と求まります。答: 14.4cm2
以上
解答例2
拓パパさん、DrKさん、高橋 道広さん、小西孝一さん、あほあほまんさん、 他
(1)までは、解答例1と同じ。
△AFC=1/2×FC×AP
=1/2×12×8
=48cm2△CAFと△CFBは底辺をAF、FBとみると、高さが共通なので、
△CAF:△CFB=AF:FB=10:6。よって、
△CFB=△CAF×6/10=48×6/10=28.8cm2。△BFPと△BPCは底辺をFP、PCとみると高さが共通なので、
△BFP:△BPC=FP:PC=6:6。従って、△BFP=△BPC=△BFC×1/2=28.8×1/2=14.4cm2
と求まります。
(その他の解法)
- 三角関数を用いて計算する ・・・ Toru Fukatsuさん、 他