第368問の解答
問題[場合の数]
左図のように、板の下に6本の糸が隠れています。両端はそれぞれ一方が板の上のほう(A〜F)に、もう一方が 下のほう(ア〜カ)に出ています。
いま、A〜Fおよびア〜カをそれぞれ2つずつ3組にして結ぶとき、板を外すと糸が1つの大きな輪になっているような結び方は何通りあるでしょうか。
解答例1
拓パパさん、小西孝一さん、中村明海さん、あ〜く@旧Nさん、tekiさん、M.Hossieさん、すてっぷさん、ちこりんさん、きょろ文さん、ψ(プサイ)さん、航介さん、mhayashiさん、 他多数
板は無関係なので取り払って考えます。
まず、Aと結ぶ1本をA以外の5本の中から選んで(仮にBとします)、
AとBの上側を結びます。 ・・・ 5通り次に、残った4本(C、D、E、F)の中から1本選び(仮にCとします)、
BとCの下側を結びます。 ・・・ 4通りさらに、残った3本(D、E、F)の中から1本選び(仮にDとします)、
CとDの上側を結びます。 ・・・ 3通りそして、残った2本(E、F)の中から1本選び(仮にEとします)、
DとEの下側を結びます。 ・・・ 2通り最後に、残ったFとEの上側、Fと最初のAの下側を結ぶと大きな1本の和ができます。
・・・ 1通りよって、
結び方の合計=5×4×3×2×1=120通り
となります。結局、これはA〜Fの6本の糸を円周上に順番に並べる円順列の数に相当することが分かります。
n個の円順列は一般に、(n-1)!=(n-1)×(n-2)×・・・×2×1通りと表されます。
答: 120通り
以上
解答例2
sugitakukunさん、中村明海さん、オモシロ※※館館長「影」さん、長野美光さん、 他
まず、上側を2本ずつの3組に分けてみます。
Aと同じ組にする1本を残り5本から選び(仮にBとします)ます。
次に残った4本のうち1本(仮にCとします)と同じ組にする1本を残り3本から選びます。
(仮にDとします)最後に残った2本(E、F)は自動的に同じ組になりますから、
3組に分けるのは、5×3=15通り
となります。さて、選んだ2本ずつの上側を結んでおきます。
次に、最初の組のBと結ぶ糸をC、D、E、Fの中から1本選びます。
(仮にCとします)BとCが同じく組になり、それぞれの下側を結ぶことになります。さらに、Cと同じ組のDと結ぶ糸(Dと同じ組にする)を、残ったE、Fの中から1本選びます。
(仮にEとします)DとEが同じ組になり、それぞれの下側を結びます。最後に、残ったEとAが自動的に同じ組になりますので、下側を結べば大きな輪になります。
従って、下側の組み合わせは、4×2=8通りとなるので、
合わせて求める結び方は=15×8=120通りになります。