第435問の解答
問題[平面図形]
左図のような、面積が100cm2の△ABCがあります。 いま、辺AB上に点Dを、辺BC上に点Eを、辺CA上に点Fを、
それぞれ、AD:DB=BE:EC=4:1、CF:FA=3:2と
なるようにとります。
また、線分AE、BF、CDの中点(真ん中の点)をそれぞれP、Q、Rとします。このとき、△PQRの面積を求めてください。
解答例1
JILINさん、uchinyanさん、y.kobayashiさん、あさみかずみさん、中畑参上さん、N.Nishiさん、他
△ABCを図1のように7つの三角形に分割して考えます。
このうち、1辺が△ABCと共通な3個については、面積が簡単に求まります。
△ABQ=△ABF×1/2=△ABC×2/5×1/2=20cm2
△BCR=△BCD×1/2=△ABC×1/5×1/2=10cm2
△CAP=△CAE×1/2=△ABC×1/5×1/2=10cm2
残りの3個は、メネラウスの定理を利用します。
△FBCと直線AEに関してメネラウスの定理より、(図2−1)
FS/SB・BE/EC・CA/AF=1、FS/SB・4/1・5/2=1、
FQ=QBより、
FS:SB=1:10、FS:SQ:QB=2:9:11
従って、(図2−2)
△AQP=△AQE×1/2=(△ABE×9/20)×1/2=(△ABC×4/5)×9/20×1/2=18cm2
△ABEと直線DCに関してメネラウスの定理より、(図3−1)
AB/BD・BC/CE・C F/FA=1、5/1・DT/TC・3/2=1、
DR=RCより、
DT:TC=2:15、DT:TR:RC=4: 13:17
従って、(図3−2)
△BRQ=△BRF×1/2=(△BCF×13/30)×1/2=(△ABC×3/5)×13/30×1/2=13cm2
△ADCと直線FBに関してメネラウスの定理より、(図 4−1)
AD/DB・BC/CE・EU/UA=1、 4/1・5/1・EU/UA=1、
EP=PAより、
EU:UA=1:20、EU:UP:PA=2: 19:21
従って、(図4−2)
△CPR=△CPD×1/2=(△CAD×19/40)×1/2=(△ABC×4/5)×19/40×1/2=19cm2
よって、
PQR=100−(20+10+10)−(18+13+19)=10cm2
と求まります。答: 10cm2
以上
解答例2
CRYING DOLPHINさん、エルクさん、uchinyanさん、他
辺ABの中点をG、辺BCの中点をM、辺CAの中点をNとします。
中点連結定理より、
GNはBCと平行で、GN=BC×1/2
MGはCAと平行で、MG=CA×1/2
NMはABと平行で、NM=AB×1/2
よって、
△GMN=△ABC×1/4=25cm2
また、
GNはBCと平行より、GP:PN=BE:EC=4:1
MGはCAと平行より、MQ:QG=CN:NA=3:2
NMはABと平行より、NR:RM=AG:GB=4:1従って、
△GQP=△GMN×4/5×2/5=8cm2
△MRQ=△GMN×3/5×1/5=3cm2
△NPR=△GMN×4/5×2/5=4cm2
よって、
△PQR=25−(8+3+4)=10cm2
と求まります。
(その他の解法)
座標で表して面積比等で求める ・・・ Taroさん、あ〜く@ジュークさん、ゴンともさん、他
直角三角形の場合に限定して求める ・・・ みかんさん、なかさん、tomhさん、アヒーのおじさんさん、M.Hossieさん、はんたろうさん、他
比率の行列式で計算する ・・・ tosん、他
CADで作図して求める ・・・ kasamaさん、他
面積比を式で表して計算 ・・・ 小学名探偵さん、他