第436問の解答


問題[平面図形]

問題図 左図のような台形ABCDがあります。

いま、点Dから辺BC垂線DHを下ろしたところ、BD5cmとなりました。また、対角線BD対角線AC直角に交わっており、BHの長さは4cmでした。

このとき、台形ABCD面積を求めてください。


解答例1

N.Nishiさん、M.Hossieさん、ゴンともさん、hiroさん、他

ACBD交点Pとします。

参考図1

まず、DB=5cm、BH=4cmより、
△DBHは、辺の長さの比3:4:5直角三角形となります。

すると、ADBC平行より、∠ADP∠CDP(錯角)、
よって、△ADP△CBPは、△DBH相似直角三角形となります。

従って、
 ADBCPD×5/4+PB×5/4
=(PDPB)×5/4=×5/4
25/4cm

よって、
 台形ABCD=1/2×(ADBC)×DH
=1/2×25/4×75/8cm2 
と求まります。

答: 75/8cm2

以上


解答例2

CRYING DOLPHINさん、arijuneさん、uchinyanさん、アヒーのおじさんさん、DrKさん、n厨さん、エルクさん、明大さん、他

辺BCの延長線上に点Eを、CEADとなるように取ります。
台形ABCD180°回転し、DCで合わせる方法もこれに含めます)

参考図2

すると、ADCE平行ADCEより、
四角形ACED平行四辺形となります。

解答例1と同様にして、△ADPは、△DBH相似直角三角形となり、
∠ADP∠DBH∠DAP∠BPHで、∠ADP∠DAP∠DBH∠BPH90°

また、∠DEC∠DAC平行四辺形ACED相対する角だから等しい。
よって、∠DEB∠DBE∠ADP∠DAP90°

従って、△EBD△DBH相似直角三角形となります。
よって、
 BE
BD×5/4=×5/4=25/4cm
 DE
BD×3/4=×3/4=15/4cm

従って、
 AD+BC=CE+BC=BE=25/4cm
以下、同様。

あるいは、ADCEより、△ADB△DCEとなり、
平行四辺形ABCD直角三角形EBD=1/2×BD×DEとして求める方法もあります。


解答例3

あ〜く@ジュークさん、uchinyanさん、他

辺DAの延長線上に点Eを、AECHとなるように取り 、EHDB交点Qとします。

参考図3

すると、△EHCA平行四辺形となるので、EHAC平行
よって、∠BQH∠BPC90°となります。

よって、∠QHB=90°−∠QBH∠BDH
従って、∠EHD=90°−∠QHB=90°−∠BDH∠DBH。 ・・・ (1)

ADBC平行だから、∠EDH∠DHB90°、・・・ (2)
よって、△EHD△DBH相似直角三角形となります。

従って、EDDH×3/4=3×3/4=9/4cm
よって、ADBCAD+(BHHC)=BH+(ADEA)=4+9/4=25/4cm

以下、同様。


解答例4

nobuさん、トトロ@Nさん、kazsyunさん、uchinyanさん、他

参考図4

解答例1と同様にして、△ADP△CBPは、△DBH相似直角三角形

従って、
AC=AP
PCPD×3/4+PB×3/4
=(PDPB)×3/4=×5/4
15/4cm

よって、
 台形ABCD△BAC△DAC
=1/2×AC×PB+1/2×AC×PD
=1/2×AC×(PBPD)1/2×AC×BD
=1/2×15/4×5
75/8cm2
と求まります。


(その他の解法)