第136問の解答


1.問題 [平面図形、規則性]

問題図

 半径7cmを左図のように2cmずつ平行にずらして描きます。
このときにできる領域の個数を数えると、
 
円が1個の場合は領域も1個
 
円が2個の場合は領域が3個
 
円が3個の場合は領域が7個
・・・と変化します。
 では、円を10個描いたときの領域の個数は、いくつでしょう?


2.解答例1(ありっちさん、杉本未来さん、Hamayanさん、マツダさん、パリンさん、シイサンさん、KINさん、下田康夫さん、萬田銀次郎さん、okaokaさん、こいずみさん、大沢幸一さん、うっしーさん、他多数)

実際に作図してみると、下図のようになります。

参考図1

真ん中に領域が16個、上下に33個ずつ、
よって、合計=16+33×2=82個になります。

答:82個

以上


3.解答例2(ταροさん、トトロ@Nさん、吉川マサルさん、長野美光さん、中村明海さん、有無相生さん、他)

n番目の円を描いたときに、領域がいくつ増えるかを考えてみましょう。
円だと領域が分かりにくいので、下図では正方形で代用しました。

参考図2


7個目の円までは、それまでに書かれたすべての円と交わるので 境界が2,4,6,8,10,12と増えますが、8個目からは1つの円と接して 他の6個の円と交わるので境界が13ずつ増えます。 

したがって、円が10個のとき領域は、
 1+2+4+6+8+10+12+13+13+13=82個
になります。