第82問の解答
1.問題 [差集め算]
ある製品を?個作って欲しいという注文にW、X、Yの3人が共同で働いて仕上げます。
Wは1個/日で3日働き1日休みます。
Xは2個/日で2日働き1日休みます。
Yは3個/日で1日働き1日休みます。さて、注文の個数が出来上がったとき、WはXより11日多く働き、XはYより24日多く働いていました。
もし、この仕事をWとXの2人だけで行うすると、3人でやったときに比べて何日遅れで仕事が終わるでしょうか?
2.解答例1:(CRYING DOLPHINさん、大岡敏幸さん、伏見主事さん他多数)
●は働いた日を表す。3人の働く周期は、
W:3+1=4日周期
X:2+1=3日周期
Y:1+1=2日周期
であるので、4,3,2の最小公倍数の12日が1周期となる。この1周期での実働個数、作った製品個数は上図のとおりである。
WとXの実働日数の差は1日だから、11日多くなるのは11周期であり、
XとYの実働日数の差は2日だから、24日多くなるのは12周期である。従って、製品を作り終えた日は11周期と12周期の間になると考えられる。
上図は1周期の間でWとX、およびXとYの実働日数の差の累計を表したものである。
WとXの差が11周期と同じ(すなわち上図で0のとき)、XとYの差が12周期と同じ(上図で2)となるのは8日目のみである。従って、製品を作り終えた日は12×11+8=140日と分かる。
1周期で3人が作れる製品個数は9+16+18=43個だから、作って欲しいと言われた製品個数は43×11+1×6+2×6+3×4=503個となる。
さて、WとXの2人では、1周期あたり9+16=25個の製品を作れるので、20周期では25×20=500個作れることとなる。
503個作るには、あと3個すなわち1日を要すので、作り終えるのは12×20+1=241日となる。
したがって2人で作ったときは、241−140=101日よけいに日数がかかることとなる。答:101日
以上