第95問の解答
1.問題 [平面図形]
直経10cmの円の内部に、同じ大きさの正方形のタイルを数枚、左図のように縦横まっすぐに並べました。
このとき使用したタイルの面積の総計は58/9cm2でした。さてこの場合、何枚のタイルを使ったのでしょうか?
2.解答例1(長野美光さん、わかさひ君、ヒデー王子他)
タイルを対角線の長さが10cmの正方形の端に集めると 、残りも正方形になります。
大きい正方形の面積は、102/2=50cm2、小さい正方形は、(50-58/9)=392/9cm2。
面積比は、50:392/9=225:196、よって相似比は√225:√196=15:14。
よって,タイルは対角線上に15個並んでいる。全部では、15×2−1=29個となる。答:29個
以上
3.解答例2(むらかみさん他)
同じ数のタイルを加え、下図のように並べると、縦と横の長さが10pの十字になります。
タイルの面積は、58/9×2=116/9、
よって、4つある正方形の面積は、(10×10−116/9)/4=196/9。
この正方形の1辺は、√196/9=14/3。よって、小さい正方形の1辺は、10−14/3×2=2/3cm。
縦に並ぶ正方形の数は、10/(2/3)=15個。
全体では15+14=29個。従って、元のタイルも29個あったことになる。
4.解答例3(杉本未来さん、ありさのお父さん、KIRIさん他多数)
1列のタイルの数をnとすると、1辺の長さは10/n、よって面積は (10/n)2/2 cm2。
タイルの数は、2×n−1個あるので、面積は
(10/n)2/2×(2×n−1)=58/9
(2×n−1)/n2=29/(9×50) 。これを解くと、n=15、15/29を得るが、後者は不適。よって、n=15個。
全体では、2×15−1=29個となる