第124問の解答
1.問題 [平面図形]
左図の△ABCは、次のような三角形です。
面積を求めて下さい。
D、E、Fは、辺BC、CA、ABの中点
FP、EQはADに垂直で長さはともに15cm
AP=20cm、PQ=16cm、QD=20cm
2.解答例1(わかさひ君、清川育男さん、巷の夢さん、DrKさん、大岡敏幸さん、ハラギャーテイさん、他多数)
B、CからADへ下ろした垂線の足をR、Sとします。
△ABRについて、中点連結定理より、BR=2×FP=30cm。
同様に、SC=2×QE=30cm。△ABC=△ABD+△ADC
=1/2×AD×BR+1/2×AD×QE
=1/2×56×30×2
=1680cm2。
答:1680cm2以上
3.解答例2(航介さん他)
△AFD=1/2×AD×FP=1/2×56×15=420cm。
△AED=1/2×AD×QE=1/2×56×15=420cm。△ABC=△ABD+△ADC
=△AFD×2+△AED×2
=420×2×2
=1680cm2。
4.解答例3(きょえぴさん、ありっちさん、Taroさん他)
△AFPに三平方の定理を用いて、
AF2=AP2+PF2=202+152=625、
よって、AF=25cm、AB=50cm。△AEQに三平方の定理を用いて、
AE2=AQ2+QE2=362+152=1521、
よって、AE=39cm、AC=78cm。
△ABCに中線定理を用いて、
AB2+AC2=2(AD2+BD2)
BD2=(AB2+AC2)/2−AD2
=(502+782)/2−562
=1156
よって、BD=34cm、BC=68cm。 (注)
△ABCは、ヘロンの公式を用いると、三辺が50cm、78cm、68cmだから、 s=(50+78+68)/2=98として、
△ABC=√98(98−50)(98−78)(98−68)
=√2822400
=1680cm2。(注)BD=DCを求める別の方法:
RD=AD−AR=56−40=16
△BDRに三平方の定理を用いて、
BD2=BR2+RD2=302+162=1156
よって、BD=34cm。
(参考)QD=APに等しいので長さが与えられていなくても良い
また、BD=DCも題意より求まるので条件に無くて良い。△BDRと△CDSは、相似でBR=CS=30cmなので合同。
よって、RD=DS、BD=DC。従って、
AD=(AR+AS)/2
=(AP×2+AQ×2)/2
=AP+(AP+PQ)
AD=AP+PQ+QDでもあるので、AP=QDとなる。
5.解答例4(トトロ@Nさん他)
図1
図2
△AFPを180度回転しFBに、△AEQを180度回転しECに合わせる。(図1)
さらに、四角形QGCDを180度回転しBDに合わせる。(図2)出来た図形は、辺の長さが2×FP=30cm、AQ+QD=56cmの長方形となる。
よって、△ABC=長方形の面積=30×56=1680cm2となる。