第119問の解答


問題推理]

一桁の整数が書かれたカード3枚あります。
ABCの3人にこれらのカード1枚ずつ配り、その数字を記録します。

このような作業何回か行なった結果、Aが記録した数字の合計13B15C23になりました。
では、3枚カードに書かれている数字は何でしょう?


解答例1[3枚の合計17との差 ]

まるケンさん、カエルちゃまさん、kasamaさん、tomhさん、 雪猫さん、HAJIさん、梶本ヒロユキさん、

3枚のカード数字、これらの合計とし、作業の回数n回とします。

参考図1

3人が記録した数字の合計51×となりますので、51の約数になります。
5117×と表されますが、(S、n)=(1、51)、(3、17)、(51、1)は題意に適しませんので、
)=(17)となります。
従って、17 ・・・ (1)

1人合計3枚もらうカードの数字としては、
 (ア)3枚とも異なる
 (イ)3枚とも同じ
 (ウ)2枚が同じで1枚が異なる
3通りがあります。

(ア)3枚とも異なるとき:
この3枚の数字合計=17となりますが、数字合計17の人は誰もいませんので不適

(イ)3枚が同じのとき:
数字の合計3の倍数になりますので、このケースとしてはさんの15しかあり得ません。
このとき、さんのカード=15÷3=となりますので、
 残りの2種類の数字計=17−5=12となります。
従って、とすると、12と言うわけです。
さんとも2枚が同じで1枚が異なることになるので、
 さん:13
 さん:23
より、11を得ますが、カードの数字は1桁なので不適

(ウ)2枚が同じで1枚が異なる:結局3人ともこのケースになります。よって、
さん:13 ・・・ (2)
さん:b15 ・・・ (3)
さん:23 ・・・ (4)
ということになります。

参考図2

(1)−(2)より、=17−13=+4
(1)−(3)より、=17−15=+2、よって+6

(1)に代入して、
 (+2)++(+6)=17
よって、
 =(17−2−6)÷3=
 =3+2=
 =3+6=
と求まります。

答  3、5、9

以上


解答例2[3枚の合計17との差(別解)]

HAJIさん、

=17、n=3までは解答例1と同じ。

さて、3枚の数字合計=17奇数なので、これに着目すると、
 偶数偶数奇数17
 奇数奇数奇数17
2通りが考えられます。

1桁の数字の中から該当するものを抜き出すと、
 (1、7、9)、(2、6、9)、(3、5、9)、(2、7、8)、(3、6、8)、(4、5、8)、(4、6、7)
7ケースが考えられます。

これらのうち、題意を満たすものを探してみると、
 (3、5、9)のみになります。
 


(その他の解法)