問題(速さの問題)
A君とB君がマラソンの競走を始めました。ところが走りに自信のあるA君は、油断をしていてB君がスタートしたのに気付かず、ずいぶん出遅れてしまいました。
君が毎分180mの速さで追いかけると10分でB君に追い付き、
毎分240mの速さで追いかけると6分で追いつきます。
では、A君が毎分270mの速さで追いかけたとしたら、何分でB君に追い付きますか?
解答例1[典型的ニュートン算、Bの速度を求めた、相手の進む距離]
(ペポッチ!さん、バリケンさん、 ヒデー王子さん、haruさん、BEAN さん、増田弘樹さん、コンヒキさん、まこさん、算数野郎さん、ファイアーさん、長野美光さん、小杉原啓さん、じゃまださん、Scaさん、AYUMIさん、あまれっとさん、まるケンさん、まおさん、tub@saさん、C-Dさん、ヌオさん、 カーバンクルさん、平野智さん、 Taroさん、きょえぴさん、 矢山由紀子さん、GOMAさん、 emikoさん、やまけんさん、 タイガさん、 ヴァンスネックさん、DrKさん、 辰野さん、他多数)
線分図で考えます。
最初、A君は180m/分で走り、10分で追いついたので、
この間180m/分×10分=1800m走ったことになります。今度は、240m/分で走り、6分で追いつくので、
この間240m/分×6分=1440m走ったことになります。両者の差=1800−1440=360mは、B君が一人で走ったことになるので、
B君の速さは、360m÷(10−6)分=90m/分となります。従って、最初A君と一緒に10分間走った距離は、90m/分×10分=900m、
よって、B君が先行した距離は1800−900=900mと分かります。最後に、A君が270m/分で走ると、B君の速さとの差=270−90=180m/分だけ毎分追いついていくことになるので、900m÷180m/分=5分で追いつきます。
答:5分
解答例2[AとBの速さの差の比が5:3]
(受験生その1さん、アントニオ猪木さん、コダック さん、渡辺美幸さん、浜崎あゆみ さん、数楽者さん、マッスル さん、平野智さん、高田修成(修徳学院) さん、トトロ@Nさん、まるきくさん、 他)
B君が先行した距離を、A君とB君の速さの差で追いついていくので、その比と追いつく時間は逆比例します。
従って、最初と2度目でA君とB君の速さの差は、6分:10分=3:5となります。
2度目は、最初より240−180=60m/分早いのでこれが5−3=2に相当します。3度目は、最初より270−180=90m/分早く走るので、これは3に相当することになり、A君とB君の速さの差は、最初に比べ3:6=1:2になります。
よって、追いつく時間はこの逆比2:1となるので、10分×1/2=5分となります。
解答例3[進行グラフ] (テモさん、とらいしくるさん、みっちん。さん、他)
数のようなダイアグラムで考えます。
解法としては、解答例1とほぼ同様です。
B君の速さを(180×10−240×6)m/(10−6)分=90m/分と求め、
先行距離は1800m−90m/分×10分=900mと得ます。
A君が270m/分で走るとB君の速さとの差は270−90=180m/分となるので、900m÷180m/分=5分で追いつきます。
解答例4[面積図] (算数題魔人さん、ピカソさん、他)
下図のような面積図で考えます。
縦にA君とB君の速さの差、横に走った時間とすると、走った距離をが面積になります。
黄色の部分の面積は等しくなります。
左側の黄色の部分は、60m/分×6分=360mですから、
右側では360m÷4分=90m/分、これが最初のときのA君とB君の速さの差となります。従って、B君の先行距離は90m/分×10分=900m、
3度目は90+90=180m/分で差が縮まるので、900m÷180m/分=5分で追いつきます。
(その他の解法)
連立方程式 ・・・
みき ひろひとさん、比古清十郎さん、 うっしーさん、masashiさん、 tomhさん、A.NOUCHIさん、 shineiさん、N.Nishiさん、 AIRさん、大岡 敏幸さん、 ふじさきたつみさん、ミミズクはくず耳さん、 mhayashiさん、ともやさん、 たかのりさん、QPerさん、 有無相生さん、みのちゃんさん、 辻。さん、 ハラギャーテイさん、kobaさん他