第25問の解答


問題(平面図形)

たて12cm横16cm長方形の紙を、対角線を折り目にして折り返します。
このとき紙が重ならない部分面積は、合わせて何cm2になりますか?


解答例1重なった部分の2倍を引く

小杉原 啓さん、まおさん、ねこやんさん、あまれっとさん、コダックさん、 トトロ@Nさん、あきらさん、長野美光さん、まるケンさん、AIRさん、 tekiさん、BONZさん、AYUMIさん、kobaさん、GOMAさん、 高田壮潔さん、BEANさん、ムーさん、nikonikoさん、AROHAさん、 ニコロビンさん、他多数)

元の長方形ABCDとします。

参考図1

対角線BDで分割した2つの直角三角形BDA、DBCは縦12cm、横16cmより、辺の長さの比が3:4:5の直角三角形となります。
よって、BDBC×5/4=20cm

長方形ABCDを対角線BDで折り返したときADBDの交わる点をEとし、
EからBDに下ろした垂線の足Hとします。

すると、△EBH△EDH合同で、△DBC相似になります。

よって、BH=HD=BD×1/2=10cmEHBH×3/4=7.5cm

従って、△EBDBD×EH×1/2=20×7.5×1/2=75cm2

よって、重ならない部分の面積
 =長方形ABCD△EBD×2
 =16×12−75×2
 =42cm2

答:42cm2


解答例23:4:5から対角線を20cmと判断して

TORAさん、きょえぴさん、有無相生さん、ヌオさん、ピカソさん、 パリンさん、ミミズクはくず耳さん、N.Nishiさん、DrKさん、 tomhさん、なにわっこフジさん、ふじさきたつみさん、masashiさん、AROHAさん、 福田英成さん、平野智さん、他多数)

下図は、解答例1と同じ。

参考図2

EBEDBH×5/4=12.5cm
AEECBCBE=16−12.5=3.5cm

従って、△ABE△CDE=3.5×12×1/2=21cm2

よって、重ならない部分の面積△ABE△CDE42cm2


解答例3[三平方の定理使いました、方程式、重ならない三角形の直角と交わっている長さ]

辻。さん、takuさん、まこさん、ヨッシーさん、カーバンクルさん、 大岡 敏幸さん、とらいしくるさん、Taroさん、せっきいさん、ぶる〜は〜ちゅさん、mkuraさん、他 )

参考図3

△ABE△CDE合同直角三角形です。
AE=CE=xとすると、EBED=16-xとなります。

三平方の定理より、
 x2+122=(16-x)2
 x2+144=256-32xx2
 32x=112
よって、x=3.5cm

以下、解答例2と同じ。


解答例4[三角関数を用いる]

∠DBCα∠BDCβ∠ABEγとします。

参考図4

tanα=3/4、tanβ=4/3となります。
γβαより、三角関数の加法定理を用いると、
tanγ=(tanβ−tanα)/(1+tanβ・tanα
   =(4/3-3/4)/(1+4/3・3/4)
   =7/24

従って、AEAB・tanγ=12×7/24=3.5cm
以下、解答例2と同様。


(その他の解法)