第28問の解答


問題(規則性)

トラさんが、今年受けた算数のテスト得点は、次のような規則性がありました。
  • 1回目55点でした。
  • 2回目以降については、1回目からその回までの平均点2点ずつ増えていきました。
  • 最後の回では、1回目からの平均点77点になりました。

では、最後の回得点何点でしょう?


解答例1[1回に4点ずつ増えるので・・・]

マリー姫さん、ヌオさん、コダックさん、小杉原 啓さん、maruhagedonさん、 つる太さん、三木さん、グリフィンドールさん、なにわっこフジさん、ヨッシーさん、 tenma103さん、masashiさん、AYUMIさん、ぽこさん、ヒデー王子さん、 トトロ@Nさん、算数題魔人さん、カルピスさん、他多数)

参考図1

合計点平均点×回数、および得点合計点前回までの合計点の関係が成り立ちますので、順次計算していけば上表のように求まります。

平均点は、2点ずつ増えていくので、テスト回数は(77−55)÷2+1=12回
得点は、4点ずつ増えていくので、12回目の得点は、55+4×11=99点となります。

以上

答 99点


解答例2[12回目までの平均点+2点×11]

Taroさん、C-Dさん、tekiさん、ねこやんさん、ハヤさん、 AIRさん、ミミズクはくず耳さん、NobleScarletさん、天才勇作さん、マスターハンドさん、 他 )

解答例1とほぼ同様ですが、得点平均点2点ずつ増えていくことに着目します。

12回目では、77+2×11=99点となります。


解答例3[12回の合計得点−11回までの合計得点]

TORAさん、GOMAさん、パリンさん、マッスルさん、きょえぴさん、 DrKさん、BEANさん、とらいしくるさん、他 )

11回目までの合計点=11回目までの平均点×11=(55+2×10)×11=825点 ・・・ (1)
12回目までの合計点=12回目までの平均点×12=(55+2×11)×12=924点 ・・・ (2)

12回目の得点=12回目までの合計点−11回目までの合計点=924−825=99点となります。


解答例4漸化式でした

有無相生さん、tomhさん、mhayashiさん他 )

n回目の得点Pn、それまでの平均点合計点An、Snとおきます。

SnAn×n、およびPnSnSn-1が成り立ちます。 ・・・・(**)

題意より、An=2(n−1)+55=2n+53=77となりますので、n=12。
 Sn-1An-1×(n-1)=(2n+51)×(n−1) ・・・ (1)
 Sn An×n    =(2n+53)×n ・・・ (2)
(2)−(1)より、
 Pn=(2n+53)×n−(2n+51)×(n−1)=4n+51=99となります。

(参考)

(**)の関係を下図のような面積図で表します。
ただし、得点を最初のテストの得点55を基準に考えます。

参考図2

得点の増分が4点であることが分かります。


(その他の解法)