第55問の解答


問題[場合の数]

問題図

上図のように、白石黒石を合わせて8個並べます。

黒石2個以上続かないように一列に並べる方法は、何通りありますか。
(8個全てが白石でも構いません)


解答例1[フィボナッチ]

Banyanyanさん、あまれっとさん、C-Dさん、有無相生さん、小杉原 啓さん、 AIRさん、ミミズクはくず耳さん、トトロ@Nさん、ねこやんさん、BEANさん、 カトキチさん、tomhさん、勝浦捨てる造さん、やまけんさん、 ふじさきたつみさん、なかさん、まるケンさん、さん、谷本 章さん、 土橋 雅樹さん、

石がn個のときに並べる方法をFn通りとして、漸化式で考えます。

参考図1

参考図1

上図のように、 F1、 F2 で、
n≧3のときは、

  • 最初の石がのとき ・・・ 2個目以降は、Fn-1通り

  • 最初の石が黒のとき ・・・ 2個目は白でならなくて、3個目以降は、Fn-2通り

従って、
 FnFn-1Fn-2
が成り立ちます。

順次、計算すると、

n 1 2 3 4 5 6 7 8
Fn 2 3 5 8 13 21 34 55

答 55通り

以上


解答例2[コンビネーション]

N.Nishiさん、ponta55555さん、ヨッシーさん、スモークマンさん、

白石個数により場合分けして数えます。

参考図2

  • 白石ばかり8個のとき ・・・ 1通り

  • 白石n個のとき、(4≦n≦7)
    両端および白石白石の間、合計(n+1)個隙間の中から
    (8−n)個を選んで黒石を入れる(組み合わせ)ことに相当 ・・・ n+1C8-n通り

従って、
 合計=8C17C26C35C4
    =1+ 8+ 21+ 20+ 5
    =55通り
となります。


解答例3[重複組み合わせ]

mhayashiさん、nobuさん、トシえもんさん、長野 美光さん、お引越しさん、 えりぴょんさん、

ほぼ解答例2と同様ですが、黒石をまずおいてから、白石を間に入れることを考えます。

参考図3

  • 黒石がないとき ・・・ 1通り

  • 黒石1個のとき 
    両端
    2個所に残りの白石7個を選んで入れること(重複組み合わせ)に相当
     ・・・ 2H7通り=2+7-1C7通り

  • 黒石n個のとき、(2≦n≦4)
    両端および黒石黒石の間、ただし黒石は隣同士にならないよう、まず白石を間に挟んでおく必要があるので、合計(n+1)個隙間の中に残りの白石(8−2n−1)個を選んで黒石を入れることに相当 ・・・ nH9-2n通り=9-nC9-2n通り

従って、
 合計=2H73H54H35H1
    =18C77C56C35C1
    =1+ 8+ 21+ 20+ 5
    =55通り
となります。


(その他の解法)