第156問の解答


1.問題 [空間図形

問題図

一辺の長さが5cm立方体があります。
 この立方体を、上の図のような方法で8回切断します。

 このとき、8回の切断が終わるまで立方体は動かしません。つまり、8回の切断が終了するまでは、この立体は立方体の形を保っており、切断が終了するとバラバラになるというわけです。

 さて、この作業後にできた、たくさんの小さな立体のうち最も体積が大きい立体何cm3でしょうか。

2.解答例1(kuri他多数)

第131回問題が参考になります。

最初の4回切断図1〜図4)で図9のような正4面体が、またあとの4回切断図5〜図8)のみでは図10のような正四面体ができます。

参考図1

これらの共通部分として下図のような正八面体が残ります。

参考図2

さて立方体の体積をとし、図9正四面体の体積をV1正八面体の体積をV2とします。

最初の4回の切断では、1回の切断で立方体から各面が直角2等辺三角形の三角錐を切り取ることになるので、 
 V1=V−(V×1/2×1/3)×4=V×1/3

参考図3

次の切断では、V1から1/8ずつ切り取ることになるので、
 V2=V1−(V1×1/8)×4=V1×1/2=V×1/6=125/6cm3

となります。

答:125/6cm3

以上