第177問の解答


1.問題 [規則性]

2つの整数A、Bがあります。この2つの整数をもとに、
 A+B=C
 B+C=D
 C+D=E
  ・・・
 L+M=N

と、Nまで順に求めました。
ここで、AからNまでの和を求めると、5307となったそうです。

 このとき、Iはいくつでしょうか。

2.解答例1(Miki Sugimotoさん、T.Endoさん、ヒデー王子さん他多数)

A、B、C、・・・をF0、F1、F2、・・・、およびF0からFnまでの和をSnとします。
I=F8、N=F13
、S13=F0+・・・+F13となります。 
題意より、F2から順番に求めていくと下表のようになります。

参考図1 参考図2

Fnおよび各FnのA、Bの係数は、いわゆるフィボナッチ数列になっています。
また、Snを求めるのに、S13=F15-F1等となることを利用すれば、計算が簡単です。
このことは、次のようにして分かります。(別解:参考)

題意より、F0=F2-F1、F1=F3-F2、F2=F3-F1、・・・、F13=F15-F14。
辺々加えると、
 F0+F1+F2
+・・・+F13=(F2-F1)+(F3-F2)+(F3-F1)+・・・+(F15-F14)
  =F15-F1

よって、I=F8=13A+21B、
   S13
=377A+609B=29(13A+21B)=5307

これより、I=5307/29=183となります。

答:183

 以上


(参考)
この問題のように、Fn=Fn-1+Fn-2となる漸化式で与えられる数列をフィボナッチ数列といいます。

フィボナッチ数列の一般式は、x2−x−1=0の2根α=(√5+1)/2、β=(√5+1)/2を用いて、Fn=pαn+qβn(p、qは定数)と表すことが出来ます。
 (「算数チャレンジャーに挑戦」第19問参照)

これを用いると、
S
n=F0+F1+F2+・・・+Fn
  =(pα0+qβ0)+(pα1+qβ1)+(pα2+qβ2)・・・+(pαn+qβn)
  =p(α0+α1+α2+・・・+αn)+q(β0+β1+β2+・・・+βn)
  =p(αn+1−1)/(α−1)+q(βn+1−1)/(β−1)

ここで、α2−α−1=0より、α(α−1)=1、よってα−1=1/α等を用いて、
Sn=p(αn+1−1)α+q(βn+1−1)β
  =p(αn+2−α)+q(βn+2−β)
  =pαn+2+qβn+2−(pα+qβ)
  =Fn+2−F1