このページでは、「算数にチャレンジ」にチャレンジした問題の中で、特に面白かった問題について取り上げてみたいと思います。
第182回、第181回、第180回、第179回、第178回、第177回、第176回、第175回、第174回、第173回
第182回:
1から1000までの数字があります。これを上図のように3通りの方法で番号を付けました。 (A)1番から1000番まで順番に番号を付ける。
(B)1番から順番に番号を付ける。ただし、4と9は使わずに番号をふる。
(C)1番から順番に番号を付ける。ただし、4と6と9は使わずに番号をふる。
(1)(A)で216番だった数字は、(C)では何番になったでしょうか。
(2)ある数字の番号は、(A)→(B)のときに百の位の数が2増え、一の位の数が5増えました。
(B) →(C)のときにはさらに、百の位、一の位ともに3増えたそうです。
では、この数字は(C)では何番になったでしょうか。ヒント:数字が8個、または7個で数えるということは? 参考図1 参考図2 解答のページへ
第181回:
ヒント:四隅の三角形を真ん中に折り込んでみましょう。
左図は、AD=28cm、AB=21cmの長方形ABCDの辺上にP、Q、R、Sをとったところを示して います。
いま、PSとQRと対角線BDはそれぞれ平行、またPQとSRも平行です。
また、四角形PQRSの面積は240cm2であるといいます。
このとき、APの長さを求めてください。ただし、APはPBよりも長いものとします。
参考図1 解答のページへ
第180回:
マサルさんの経営する店は、1個50円の商品だけを売っている「50円ショップ」です。
ある朝、開店してみると、50円玉が1枚もないことに気づきました。これではおつりを出すことが出来ません。
結局この日は、50円玉しか持っていない人と100円玉しか持っていない人が同数だけ来たのですが、うまい具合にお客さんが来てくれたので、100円玉しか持っていない人に「おつりがないからお断り」はしないで済んだそうです。
このとき、例えば全部で4人のお客さんが来店したとすると、マサルさんの硬貨の受け取り方は、
A.50円玉→ 50円玉→100円玉→100円玉
B.50円玉→100円玉→ 50円玉→100円玉
の2通りが考えられますね。
さて、全部で10人のお客さんが来たとすると、マサルさんの硬貨の受け取り方は何通り考えられるでしょうか。
注・・・1人のお客さんは1個の商品だけを買うものとします。また、50円玉、100円玉以外の硬貨・紙幣は全く持ってないものとします。ヒント:最短経路の問題で考えてみましょう。 参考図1 解答のページへ
第179回:
ある長距離徒歩大会に出場したマサル君、トモエさん、ツヨシ君は、
それぞれ毎時3km、毎時4km、毎時5kmで歩くことにしました。
この大会では、コース脇に「あと○km」という標識がスタートから1kmごとに表示されています。
それを見ながら歩いていたマサル君は、
「あ、スタートからの経過時間(単位:時間)と残りの距離が同じだ....。」
とあるときに思ったそうです。
また、トモエさん、ツヨシ君もそれぞれ同じこと道中に思ったそうです。
さて、この大会は、全長何kmの距離を歩くことになっていたのでしょうか。
考えられる距離の中で最短のものを答えてください。ヒント:経過時間と残り距離が同じになるのはどんなときでしょう。 参考図1 解答のページへ
第178回:
左図のように、角XOY=45゜となっている2直線OX、OYがあります。
いま、OA=4cmとなる点AをXOYの内部にとり、
OX上に点Bを、OY上に点Cを三角形ABCの周の長さが最も短くなるようにとりました。
このとき、BCとOAの交点をPとすると、OP=3cm、PA=1cmであったそうです。
では、三角形ABCの面積は何cm2と考えられるでしょうか。ヒント:三角形ABCの周の長さが最小になるのはどんなときでしょう。 参考図1 参考図2 解答のページへ
第177回:
2つの整数A、Bがあります。この2つの整数をもとに、
A+B=C
B+C=D
C+D=E
・・・
L+M=N
と、Nまで順に求めました。
ここで、AからNまでの和を求めると、5307となったそうです。
このとき、Iはいくつでしょうか。ヒント:A、B、C、・・・は、どんな数列になるでしょう。 参考図 解答のページへ
第176回:
図1
図2
(1) 一辺の長さが2cmの正四面体は、一辺の長さが1cmの正四面体(ア)個と、一辺の長さが1cmの正八面体(イ)個でできています。ア、イに当てはまる整数を答えてください。 (2) さて、正四面体ABCDの全ての辺をそれぞれ両方向に2倍ずつ伸ばすと、全部で12個の点ができます。これらの12個の点を頂点とする立体(凸多角形)の体積は、もとの正四面体の体積の何倍でしょうか。
(注1)図2は、例として辺ABを両方向に2倍ずつ伸ばしてE、Fをとったところを示しています。
当然EF=AB×3です。
ヒント:まず、どんな立体になるか考えてみましょう 参考図1 参考図2
解答のページ(設問1 設問2)へ
第175回:
マサル君が、高さ4.8mの街灯Aから7mの距離のところに立ったところ、“ある長さ”の影ができました。
次にマサル君が、高さ4mの街灯Bから8mの距離のところに立ったところ、“ある長さ”の1.5倍の長さの影が出来たそうです。
さて、マサル君の身長は何cmと考えられるでしょうか。
第174回:
上の図は、すべての面が平面になっている立体図形の、正面(前)から見た図、左から見た図、真上から見た図を描いたものです。
では、この立体の体積は何cm3でしょうか。ヒント:どんな立体になるでしょう 参考図1 参考図2 解答のページへ
第173回:
左図のように、板の上に1.5cmの間隔でクギを2本打ちつけました。この2本のクギに直径3cmの輪がかけてあります。
この輪を板から離さないで動かすとき、輪(円周)が通ることのできる部分の面積は何cm2でしょうか。円周率を3.14として答えてください。
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