このページでは、「算数にチャレンジ」にチャレンジした問題の中で、特に面白かった問題について取り上げてみたいと思います。
第172回、第171回、170回、169回、168回、167回、166回、165回、164回、163回
第172回:
あるデパートの2Fから3Fに向かう上りエスカレーターで、マサルさんとトモエさんが遊んでいました。
あるとき、トモエさんが2Fから3Fへ、マサルさんが3Fから2Fへ同時に歩き始めました。トモエさんは3Fに着くとすぐに2Fに向かって、マサルさんは2Fに着くとすぐに3Fに向かって歩き始めます。このとき、マサルさんが1度目にトモエさんに出会ってから2度目に出会うまでに下り方向には60歩、上り方向には15歩だけ歩いたそうです。
さて、今度はマサルさんが3Fから2Fに向かって歩き、トモエさんは2Fから買い物カゴをエスカレーターに乗せて(置いて)3Fに向かわせる遊びをしました。このとき、
(1) マサルさんは2Fから数えて何段目の地点で買い物カゴと出会ったでしょうか。
(2) マサルさんは買い物カゴを受け取るまでに何歩歩いたでしょうか。
ただし、2人の歩くペースは同じものとします。ヒント:速度比のを考えてみましょう 参考図1 参考図2 解答のページへ
第171回:
上の図は、長方形ABCDの頂点Aが、辺DC上にくるようにPBを折り目として折ったところを示しています。
では、CA’=3cm、DP=2cmのとき、ABの長さは何cmでしょうか。ヒント:三角形の相似を考えてみましょう 参考図 解答のページへ
第170回:
あるクラスで、カードを使ったゲームをしました。
まず、クラス人数の2倍の枚数のカードを用意し、1から順に通し番号を記入しました。次に、生徒たちに2枚ずつカードを配ります。
生徒は、受け取った2枚のカードの番号の差を自分の得点とします。例えば、14番と23番のカードを受け取ったなら、得点は23−14=9点となります。このとき、全員の得点の和は、最も大きいときで400点になります。
では、全員の得点の和は、全部で何通り考えられるでしょうか。ヒント:最小得点から最大得点をとるケースを考えてみましょう 参考図1 参考図2
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第169回:
上の図のように、2種類(xcm、ycm)の竹ひごを使って立体を作りました。この立体は、前・後・右・左のどちらから見ても十字形に見えるそうです。この立体に紙で面を付けたところ、表面積が288cm2でした。
では、この立体の体積は何cm3でしょうか。ただし、竹ひごの長さは2種類ともcmの単位で整数であるものとします。ヒント:xとyの関係を求めてみましょう 解答のページへ
第168回:
面積が18cm2である正方形が6枚と、正方形と一辺の長さが等しい正六角形が8枚あり、この14枚を面とする多面体(14面体ですね)をつくります。
このとき、完成した多面体の体積を求めてください。ヒント:立体の形を考えてみましょう 参考図1 解答のページへ
第167回:
左図左のような、OP=5cmの円すいがあります。
この円すいに、左図右のようなAB=AC=5cm、BC=8cmの二等辺三角形の紙を巻きつけることにしました。円すいの母線であるOPとABが重なるようにして巻きはじめたところ、二等辺三角形はこの円すいを2周しました。そして、点Cはちょうど点P(二等辺三角形でいえばB)と重なったそうです。
では、この円すいの側面上で、二等辺三角形の紙が2重に巻かれている部分の面積は何cm2でしょうか。
第166回:
1233個のおはじきと、2295個のベーゴマ、2999枚のメンコがあります。
これらを、集まっている子どもたちに同じ数ずつ、できるだけ多く配ることにしました。すると、ベーゴ
マはおはじきよりも12個多く余ってしまいました。また、メンコはおはじきの3倍も余ってしまったそう
です。
では、集まっている子どもの人数は何人だったと考えられるでしょうか。考えられるだけ答えてくださ
い。ヒント:余りの関係から、人数は??の約数となるはず 解答のページへ
第165回:
左図のに、四角形ABCDの頂点Aと頂点C、頂点Bと頂点Dを結び、それぞれの中点N、Mを取りました。また、ACとBDの交点をPとします。
四角形ABCDの面積は80cm2、三角形AMCの面積は20cm2、三角形BNDの面積は12cm2となっています。
このとき、三角形PBCの面積を求めてください。
ヒント:面積比と辺の比を考えてみましょう
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第164回:
左図のような「たこ型」と言われるAB=AD、BC=DCの四角形があります。また、∠ABC=∠ADC=90°です。
この四角形の、ACとDBの交点をPとすると、AP=50cm、PC=8cmでした。
さて、この四角形に3本の折り目をつけて折って、四面体を作ります。このとき、四面体は2種類つくることができます。
では、この2種類の四面体の体積比を求めてください。
第163回:
平行に伸びる2本の線路上を、普通列車と急行列車が走っています。
いまマサルさんは、P地点に立っていて、踏切A〜踏切Bの距離と踏切B〜P地点の距離は等しいそうです。
図1は、急行列車が普通列車を追い越すところを示しています。マサルさんが、「完全に急行列車しか見えない時間」を測ったところ、2秒だったそうです。
図2は、急行列車と普通列車がすれ違うところを示しています。追い越すときと同様に、「完全に急行列車しか見えない時間」を測ったところ、1秒だったそうです。
また、急行列車の速度は毎秒30mで、長さは60mであることが分かっています。
(1) 普通列車の速さは毎秒何mでしょうか。
(2) 普通列車の長さは何mでしょうか。ヒント:両方の列車の端っこが重なったときの図を考えてみましょう 参考図1 解答のページへ
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